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※ 下に行くほど古い記事になります。

 


「子どもの夢」を実現させてあげたい!

生長の家神の国寮 施設長 國弘 昭義


 年度末を迎え、今年も多くの方々から様々なご支援を賜りましたこと、衷心より感謝申し上げます。とりわけ、今年も大学・専門学校進学者にサポート・ペアレントの皆様からの進学支援金を拠出させていただきましたことを謹んでご報告させていただきます。進学の道を諦めることなく進むことができる幸せをかみしめる子ども達に代わり、心より御礼申し上げます。本当に本当にありがとうございました。

 ◇東京藝術大学大学院に合格したA君◇

 そんな卒寮生を送る「巣立ちの会」を控えた3月1日、嬉しい嬉しい報告がありました! 4年前に卒寮したA君が、念願叶って東京藝術大学大学院映像研究科アニメーションコースに合格したのです。三つ子の長男として誕生したA君は一歳半でお母さんが亡くなり、都内の乳児院、児童養護施設を経て、中学2年時に生長の家神の国寮のグループホーム「欅の家」に入所してきました。
 辛く寂しい想いを重ねた幼少期・・・それでもアニメや絵を書くことが好きだった彼は、入所以来、イラスト・アニメ・パラパラ漫画・ピタゴラススイッチ等を楽しそうに、次々に創作していきます。その集中力の高さに周囲は驚かされました。そんな彼に寄り添い、彼の才能を認め、日々の生活を支えてくれたのが担当職員をはじめとする多くの職員でした。お母さんのお墓参り、他施設にいる弟たちとのキャンプ等を通じた交流、熱心な進学指導・・・さらに、大学進学資金の調達に、卒寮後の生活設計にと奔走してくれました。それらが結実して、「芸術家になる!」という夢への挑戦が始まったのです。
 「A君の才能はお母さんからの贈り物だと思います。母親が残してくれたスケッチブックを見たらわかります!」
 担当職員の見立て通り、天分は開花して、第一志望の東京造形大学造形学部アニメーション専攻に合格しました。

 ◇「自分の強みを生かしたらいいよ!」◇

 そして、卒寮後の4年間を支えて下さったのは、施設退所者向けシェアハウス「てとハウス」の大神田さんでした。日本にはまだあまり馴染みのない「アートアニメーション」(短編アニメ)の世界に一心不乱に取り組む天音君を励まし、いつもよき理解者として相談にのってくださった、お母さんのような存在です。
 町に出てスケッチに没頭する日々をともにし、イベントや音楽や映画にも一緒に行き、毎日毎日「将来像」を語り合ってくださったそうです。
 こんなに毎日いっしょに過ごす時間をもってくれた大人はいなかった
 A君の言葉が全てを物語っています。
 「彼は想いの強い子!自分の強みを生かしたらいいよ!≠ニいつも声をかけていました!」
 愛深い大神田さんの言葉を支えに、大学の仲間と合宿して動画を制作したり、北海道への一人旅で感性を磨いたりしてついに「東京藝術大学大学院」の狭き門をこじ開けたのです!

 ◇子供に宿る「天分」を信じて認めて引き出す◇

 創設者谷口雅春先生は「すべての人間には天分がある、天分のところへ進め」と次のように諭されました。

 それぞれの子供には子供の天分があり、使命がある。子供自身は子供の内部生命から顕てくるところの、何というか―内からなる催し≠ェ ある。その内からなる催し≠ェ止むに止まれない力をもって押し出すように催してくる=Aそこにこそ、神様から与えられたところの本当の自分の使命というものがあるわけであります。(『子供と母の本』)

 1歳半から施設での生活を余儀なくされたA君。しかし、彼は亡くなったお母さんから受け継いだ「美術の天分」を内からの催し≠フまにまに発揮し、「芸術家になる!」という「大いなる夢」に向かって前進しているのです。
 その「天分・使命」を認めて引き出すことこそ、子どもに寄り添い日々の生活の支援をする私たち施設職員の使命であり、少しでもその一端を担うことができるなら、これに勝る喜びはありません。
 平成30年度を迎えるにあたり、改めて「子どもたちの夢」を実現させてあげることのできる生長の家神の国寮を創っていくことを決意しております。何卒新年度も皆様の益々のご支援ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

30年 4月

 


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この夏の感動! 〜子どもも職員も笑顔はじける生長の家神の国寮!

生長の家神の国寮 施設長 國弘 昭義


 逆転の神の国寮

 この夏、バレーボール大会と野球大会で、見事アベック優勝に輝きました。「優勝」の二文字以上に嬉しかったのは逆転の神の国寮≠ニ称賛されたことでした。
 バレーボールは女子の中学生・小学生チーム。1回戦から手に汗握る接戦が続き、どの試合も逆転≠ナ勝利。1セット取られても、リードされても、「大丈夫! 笑顔! 笑顔!」とコートには明るい声が響き、下を向く子はいない。これまでだったら、ミスした子を叱責したりにらみつけていた上級生が、「ドンマイ!」とやさしくフォローしている。サーブが入らなかった子が見事にサービスエースを決める。ベンチもコートと一つ
になって声援を送り続けた! 優勝のフォイッスル! キャプテンの目から歓喜の涙が溢れていた。
 野球は男子の中学生・小学生チーム。江戸っ子杯で準優勝した勢いそのままに決勝に進むも試合は白熱の投手戦に。一点を争う試合は、ついに大会初のタイブレークに突入した。後攻のわがチームは、1アウト・ランナー2・3塁から始まる緊張する局面で、監督の見事な采配とエースの踏ん張りで無得点に抑える。迎えた攻撃、全員がひとつになって応援する中、相手チームのエースが投じた好球を痛打、見事な走塁でサヨナラのホームを駆け抜けた。熱いものがこみ上げてきた! 歓喜に抱き合う職員と子どもたちの姿が涙でにじんでいた。
 こうした子ども達の精神的生長は、言うまでもなく監督・コーチを務めてくれた職員の日頃からのグループワークの積み重ねと全職員によるサポートの成果に他なりません。とりわけ今年は職員体制の厳しいなか、超多忙の勤務をおして子どもたちのために情熱を傾け奮闘してくださったことを思うと、感謝の涙を禁じ得ません。本当に本当にありがとうございました。

 バスケット東京代表で頑張ったK君

 7月、高校3年のK君が出場したバスケットの「FID愛知交歓大会」の応援に愛知県豊田市まで行ってきました。K君の所属チームは、パラリンピック日本代表にもつながる「東京B代表」。高校生は2人だけで後は社会人の選抜チームです。2日間の大会でポイントガードのK君の活躍もあり、チームは見事に準優勝しました。K君は小学生入所時は落ち着きのない課題の多い子どもでした。そのK君が、今では高校でバスケット部の主将を務め、ホームでは同じ課題を抱える小学生の気持ちを誰よりも理解してお世話してくれるまでに生長しました。それは、「すべては子どもの最高の幸せのために!」と、いつもそばに寄り添い愛情を注いでくれている職員の愛育の賜であると信じます。準優勝の一翼を担ったK君の勇姿に、一緒に応援に行った担当の我那覇職員と喜びを爆発させた感動の一日でした。

 子どもに宿る神性・仏性≠信じ「自尊感情」を醸成しよう!

 創設者谷口雅春先生は、教育の要諦は「自尊感情を醸成すること」であり、子どもに宿る「神性・仏性」を信じ引き出すことであるとして、次のように説かれています。
 誰でも人間は神の子≠ナあるから、神の最高の自己實現として、何らかの方面においてその人でなければならない秀れたる才能を神から與えられているものなのである。山下清畫伯の如く、凡ゆる方面において一見低能児と見えた者であっ
ても、神は讃うべきかな、内在する神與の天分を発揮し引き出すようにするならば、何人も比肩することの出来ないような畫才を発揮しているのである。彼は式場隆三郎医博に見出され、鞭撻され、引き廻され、神授の天分を発揮しうるようになったのである。
 或る少年は学校に学んで、あらゆる学科が不得手であったけれども、或る日、教師がこの少年の行動を注目していると、非常に上手に鉛筆を削っているのである。教師はこの少年は木を削ることに天才があることに気づいたのである。教師は彼の天分を伸ばすように誘導した。それによってこの少年は成長すると共に木彫に秀れたる天分を発揮し、後に、世間に相当知られている彫刻家になったということである。
 多くの人は、自分の現在の成績を見て、大体「自分の天賦の才能はこれ位のもの」と考え、自分で勝手にあきらめてしまって、折角、神が自己の内に産みつけておいてくれた天分を伸ばさないで一生を終ってしまうのであります。これは誠に残念な事だといわなければならないのである。(『人生を前進する』)

 この夏の感動を胸に、「すべては子どものために!」「子どもも職員も笑顔はじける神の国寮!」を合い言葉に、日々「和顔」=「笑顔」と「愛語」=「良き言葉」と「讃嘆」=「褒め合い、認め合い、支え合う」を実践してきたいと改めて決意しています。

 

29年10月

 


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 就任の挨拶

生長の家神の国寮 施設長 國弘 昭義


 このたび、施設長を拝命いたしました。この素晴らしい生長の家神の国寮をお創り下さいました谷口雅春先生に報恩感謝の誠を捧げつつ、全力を尽くしてまいる所存でございます。何卒、格別のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 施設長就任にあたり、ひとつ決意したことがあります。

 常に子どもたちと職員とともにあることです。そのために、新たに今年度から運用を計画している「卒寮生のためのシェアハウス」に住み込むことにしました。

 私事で恐縮ですが、私は、かつて「教護院」と呼ばれていた児童福祉施設(現在の「児童自立支援施設」)の中で育ちました。山口県にある「県立育成学校」で、父が教護、母が教母として働いていたからです。当時は、入所していた小学生・中学生の寮舎と職員官舎とは扉ひとつでつながっていて、学校から家に帰るとそこにはいつも同年代のちょっと変わった友達≠ェいて、一緒に遊びながら育ちました。そんな少年期に見た父母のように、いつも、子どもたちと職員の傍にいて、安心・安全の見守りをすること、そこから施設長の仕事を始めさせていただきます。

 そして、認め合い、褒め合い、讃え合う「和顔・愛語・讃嘆」の実践を通して、子どもたちも職員も笑顔はじける神の国寮をつくっていきたい! 子どもに宿る神性・仏性≠信じ、よき言葉の創化力≠活用して引き出してあげたい! と日々祈ってまいります。

 良き言葉を発すると、自分自身がその良き言葉の力によって育てられるのであります。空から花びらが降るように讃歎語(ほめたたえることば)をもって雨降らすのが生長の家の生き方であります。今日から、空から花びらが降るように、いつも善き言葉を雨降らそうではありませんか。善き言葉は人生の宝であります。常に優しい心持(こころもち)をもち、愛に満ちた霑(うるお)いのある心を持ち、人に接する時、拝み合い感謝し合い、相手を尊敬して、その自信を失わしめない。これが深切の中の一番の深切になるのであります。(谷口雅春著『人生読本』)

 この谷口雅春先生のお言葉を心に刻み、子どもたちのために骨身を惜しまず日々のケアワークに真摯に取り組んでくださる職員の皆さんと心ひとつに力を合わせ、子どもの最善の幸せを実現する生長の家神の国寮めざして無我献身してまいります。

 

29年 4月

 

 

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