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ストレスチェックしてみよう

 

 新生活にはもう慣れましたか? まだ始まって間もないですから、気を張っていて気付かないとは思いますが、3月4月は変化の多い時期ですので、ストレスがかかりやすいんです。その状態が5月になって、ふっと気が抜けた時に「5月病」として出てきてしまうんですね。

 すぐにストレスが減らせなくても、自分が今どういう状態なのか知るだけでも重要です。その参考になるものをご紹介します。

 「ライフイベント法」というストレスチェックがあります。50年も前につくられたものなので、現代とは変わってきている部分も多いとは思いますが、未だに支持をされているチェック表です。

 結婚によるストレスを50点とし、それを基準に0〜100の点数がつけられています。配偶者の死がトップで100点、10台前半に些細な違反行為、クリスマス、休暇などが並び、全部で43項目あります。当てはまるものにチェックをして点数を足していき、150点以上は要注意、300点以上はかなり心配と言われています。

 年度末、年度初めに関係するイベントだと、退職45、仕事の再調整39、転職36、仕事上の責任の変化・子どもが家を離れる29、就学・卒業・妻の就職や離職26、生活条件の変化25、労働条件の変化・住居の変更・学校を変わる20、睡眠習慣の変化18なんかが挙げられますね。

 私自身も、一度に様々な変化が起きるといっぱいいっぱいになります。なので、例えば進学や就職・転職と引っ越しは同時にしない、仕事が忙しい時には休みの日に予定を入れない、など意識するようにしています。みなさんも調整できる時は調整して、心身労ってくださいね。

 


 

text by A/April 9, 2017

 


嫌われる勇気

 

 ちょっとしたブームになった本のタイトルで、最近ドラマ化もされました。以前"勇気づけ"のお話をしましたが、同じ心理学者の流れからきているものです。

 私たちは、常に人間関係の中で悩んでいます。性格などの内面的な悩みも、相手にどう映るか、関係の中でどう問題になるかという前提があってのもの。孤独という悩みですら、他人の存在を意識しているからこそ抱くものです。

 つまり、すべての悩みは「他人に嫌われてもいい」と思うことで解消されます。これは「他人は気にせず自分勝手に生きよう」ではなく「良かれと思って何かをしたなら結果がどうあれ気にしなくていい」という意味です。

 良かれと思って自分の主張をして、良かったのなら、当然相手の役に立ちますね。批判されたとしても、相手のストレス発散の手伝いができた、相手の考えの材料になった、などやはり相手の役に立ちます。生活の中で買い物をすれば、お店の人や商品を作った人の役に立ちます。このような他人の役に立っている感覚、他人と結びついている感覚を"共同体感覚"と呼び、その共同体に貢献していると感じられれば、自分に価値があると思え、幸せに繋がるとされています。そして人はただ生きているだけで、家族、地域、国、など何かしらの共同体に属していて、知らず知らずその共同体に貢献しているんです。

 "嫌われる勇気"を持って自分らしく生きると他人の役に立つ…なんだか不思議ですね。人生のヒントとしてぜひ活用してみてください。

 


 

text by M /April 8, 2017

 


忙しい年度末のおススメ

 

 今年は例年よりも暖かく、東京ではあまり雪も降りませんでした。子どもたちは、バレンタインデーにチョコレートを配ったりと楽しんでいたようです。

 ・・・と、思えばあっと言う間に年度末。年度末って大人も子どももパタパタと忙しい季節でやることも多くなりますよね。私もやり忘れがないか心配になります。今回は、忘れないためのリマインダーの方法についてご紹介したいと思います。

・やることを3つの優先順位に分けるべし
 A・・「あーやらなきゃまずい」 : 最重要
 B・・・「ぼちぼちやるか〜 」  : 重要
 C・・・「ちょっと気がすすまないけどやろうかな : そうでもない

・分けたものに期限を決めるべし
 いつまでにどんなスケジュールでやるか。全て重要だったら端から進めましょう。
 ポイント:できそうな物だけを書くことです。目標が高すぎると、達成までに細かい目標ができ、挫折しやすくなってしまいます。

・決めたものを人に伝える(宣言)べし。
 自分との約束でも、人に伝えるとやらざるを得なくなり、逃げ道がなくなります。まずい時は人の手を借りましょう。

 ここまでは普通にされている方も多いと思います。それでも進まない時、どんな時か。みなさん、「やる気が出ない」「やる気スイッチが入らない」という言葉。どこかで聞いたことありませんか。

 心理学では、ヒトは何もない状態だと怠けやすいものと言われています。なので、やりたくないことに対してやる気が出てこないのは当たり前の話です。やる気は待っていても出てきません。

 じゃあ、何をすればいいのか!

 それは・・・・・・取り敢えず、やってみる。これだけです。

 コツは、一番簡単なものから取り掛かることです。どれもやるのが難しい、時間がかかることであれば、取り掛かる時間を短く設定し、達成度をこまめに確認しましょう。やりたくないことは先延ばしをしたくなるかもしれません。

 あなただったら、やることをやらない代わりに何をやりますか。他の仕事? 遊びます?

 やることをやって、そちらに取りかかれるとどんな気分になりますか。やることが終わったらどんなことをしたいですか? 達成できた自分はどんな自分になっているでしょうか。

 勉強ができるようになった、苦手なことに取り組めた、少しレベルアップした等色々あるかもしれません。終わった後のすてきな自分にご褒美を用意するのも良いと思います。やっている間は苦痛かもしれませんが、1人ではなく、周りも巻き込んでやってみましょう。

 




text by T /February 22, 2017

 


年初めの1月に。。。

 

 いよいよ2017年がスタートしました。皆さんはどんな年越しをして、どんな年明けを迎えたでしょうか? 私は近年、体調を崩し寝正月が多いです…。話を聞くと年末年始に体調を崩す人が多いとのこと…。なぜなのでしょうか?

 年末はそれこそ師走と呼ばれるようにとても忙しい時期です。大晦日、正月とゆっくりと過ごしたい人はなおさら、その休みへ向けて一生懸命です。やっとの思いで休みに入ると安堵感や達成感で気が緩み、さらに普段食べない料理を食し、生活のサイクルも崩れることで体調不良となるケースが多いそうです。

 確かにこの悪循環は、気が緩む→生活リズムが崩れていく→自律神経に不調を来す→体調を崩すというサイクルに陥りやすいと思われます。

 さらに、心理学的には楽しいことやわくわくすることもストレスになると言われています。いつもと違うこと等の変化を感じると、傍目には楽しい出来事に見えても、実は身体も心も変化に対応するために様々な対策を取ろうとしてしまうのです。体調を崩すのも納得がいきますね。良いことも悪いことも、どちらも心身への影響が出ることを頭の隅にでも入れておいてください。

 予防にはまず生活リズムを崩さないこと! 良く寝て良く食べてを守れば、大きな事にはつながりにくいはずです。

 年初めの1月、体調が万全の人も、崩してしまっている人も、良い一年になりますように!!


 

 

text by K /January 10, 2017

 


趣味の大切さ

 

 いよいよ冬本番に入ってきましたが、体調はいかがですか? インフルエンザなどの感染症も流行る時期ですから、よく寝てよく食べて体調管理して行きましょう!

 読書の秋、芸術の秋・・・は終わってしまいましたが、引き続きその習慣を続けていくことが大切です! なぜ大切なのか、今月は「知能」の側面からお話ししていきますね。

 心理学では、知能を2種類に分けて考えることがあります。「流動性知能」「結晶性知能」です。

 「流動性知能」は、単純に数字や単語を暗記したり、数の計算や図形の処理など、ことばが関係しないような課題、スピード勝負の課題を処理する力です。新しい場面に適応する能力でもあります。

 「結晶性知能」は、ことばが関係してくるような課題で、覚えた知識やスキルが必要になってくる課題を処理する能力です。過去の経験や知識が土台になるもので、身近なところだと料理や掃除の手順、趣味で必要となってくる知識や経験、仕事の専門的な知識などがあります。

 流動性知能は生まれ持った能力であり、経験によって高めていくことが難しいです。脳の神経的な基盤に左右されるので、歳を重ねるにしたがって徐々に衰えてきます。20代をピークに、その後少しずつ減っていくと言われています。一方、結晶性知能は、知識や経験の蓄積が生涯を通じて続いていくので、衰えることはありません。30代でピークを迎えますが、経験の積み重ねに応じて、60代頃まで上昇していくともいわれています。ピークを迎えたあとも、その水準が70代、80代になっても維持され、認知症の方でも結晶性知能は保たれているそうです。

 もちろん仕事や家事など普段生活しているだけで結晶性知能の基盤となる経験や知識は積み重なっていきますが、空き時間にも積み重ねていけるとよりいいですね。例えば、読書やものづくり、演劇鑑賞や映画鑑賞、美術館めぐりなど、知識や経験が積み重なっていく趣味を続けていくことが大切です。私も好きなので人のことは言えませんが、スマホのパズルゲームなんかは流動性知能に依存している部分が大きいので、歳を重ねるにしたがってスコアは伸びなくなってくると思います。だから、積み重なるような趣味の時間を少しずつ増やしていこうかなと思っています。みなさんも意識して始めてみてはいかがでしょうか?

 


 

text by A/December 13, 2016

 


褒めず叱らず「勇気づけ」

 

 「叱らない子育て」とか「褒めて伸ばす」というフレーズを、よく聞くようになりました。しかし、使い方を間違えると大変なことになります。今回はそんな、褒めることの危険性と、「でも叱るなとも言われるし、じゃあどうすればいいの?」というお話です。

 褒めるというのは「評価」であり、目上の人から目下の人への行為です。良し悪しを「偉い」とか「素晴らしい」と決めているわけですからね。褒められると、次も褒められようと意欲的に行動するようになります。例えば、賞を取って褒められた子どもは、次も賞を取ろうと頑張ります。売上目標を達成して褒められた社員は、次も達成しようと頑張ります。一見良いことのようですが、実はここに落とし穴があります。

 "結果"について「褒める―褒められる」の構図を作ってしまうと、それを続けなくてはいけなくなります。「同じ結果なのに褒められなかった」というのは、頑張った側にとっては期待外れですから。「褒められない=ダメだった」というように、悪い評価と同じような印象になります。また、褒められ続けるとそれに慣れ、褒め度合いを上げないと不満に思えてきます。そのうち、褒められないとやる気が起きず「褒められないならやらない」なんてことになるかもしれません。

 これを打開する一つの方法が、タイトルにある「勇気づけ」です。結果よりも行為や過程の良いところを認め、伝えるのです。わかりにくければ、褒め言葉を「ありがとう」に置き換えましょう。「○○をよく頑張ってるね。ありがとう」「△△してくれていつも助かってるよ。ありがとう」などです。感謝に上下関係はありませんから、目下の人から目上の人に対しても使えます。

 そんな言葉を使い始めると、最初は違和感があったり、周りから浮いてしまうかもしれません。裏を返せば、それほど普段からやっていないということです。慣れていないだけなので、続けていけば習慣になります。「ありがとう」のキャッチボールが飛び交うよう、少しずつ「勇気づけ」をなじませていきましょう。

 


 

text by M /November 15, 2016

 


○○の秋

 

 やっと10月になりましたね。今年は台風が多く、9月もシーズンだけあってあまり晴天が長続きしませんでした。秋と言えば、「○○の秋」と言われることが多いですが、その所以って聞いたことありますか。気になりつつもずっと知らないで来た私ですが、この前調べたので皆様にもおすそ分けしたいと思います。

 日本には四季がありますが、夏は昔から暑いものです。ご存じの通り日本の夏は湿気が多く、大変蒸し暑いです。その酷暑を乗り越えると少しずつ気温が下がり、9月〜11月の平均気温は約18、19度前後と言われています。実はこの温度、最も人が集中しやすい気温と言われています。そんなことを気にしつつ、他のものも見てみましょう。

 スポーツの秋・・・夏の暑さが和らぎ、真冬のように寒いわけでもなく、気温が安定する。天候も安定しているので、動きやすい。また、身体が冬の寒さに向けて代謝を上げて体温を上げる準備をしているため、運動するとより代謝が上がり、運動する条件がちょうど良い。

 食欲の秋・・・人も動物です。冬の寒さに耐えられるよう栄養を身体に貯蓄できるよう食欲が増すため、食べ物がおいしく感じられる。

 読書の秋・・・気温が安定して集中しやすい。

など。

 1964年にあった東京オリンピックが今は体育の日となっていますが、日本の天候状態を考慮した結果、それまでの気象データに基づき、一番恵まれていたのが10月ということらしいですね。
 
 ぜひ皆様もこの季節にちょっとしたお出かけ、いつも読みたかった本、新しい食べ物屋さんなどへ行く時間を作り、充実した時間を作ってみませんか。

 




text by T /October 18, 2016

 


気圧の変化、気にしていますか?

 

 天気が悪くなると急に体調が悪くなることがありますね。台風などの気圧の変化によって、体と心の状態が影響をうけることがあります。

 これは「気象病」と呼ばれています。気圧の急激な変化で生ずる体調不良等、この原因と言われているのが、自律神経の乱れです。自律神経にはストレスを感じた時に優位になる「交感神経」、リラックス時に優位になる「副交感神経」の2つがあります。普段はこの2つの神経が生活しやすいようにバランスよく働いているのですが、天候の変化で交感神経の方が活発化し、頭痛などの身体症状を呈します。

 でもこの頭痛、鎮痛剤が効かないそうです。その原因は耳にあり、耳にある「内耳」で気圧や天気の変化を感じとり、交感神経が活発化した場合、三半規管などにも影響を与えている場合が多いので、鎮痛剤ではなく三半規管を正常に戻してくれる酔い止めの方が効果を感じられると言われています。頭痛に酔い止め…なんだか「本当なの?」と思う話ですよね。

 その他、自律神経の乱れ以外の原因としては、気圧の低下によって血液循環が悪くなることも考えられます。気圧の低下から、体の血管が膨張して低血圧になったり、頭の血管が膨張することで頭痛が起きたりします。また、血液やリンパ液など全身の流れが悪くなり、体調不良が起きるとも言われます。

 体の変化が毎度起きていると、心までだるくなってしまいます。季節性のうつ病も、同様のメカニズムで発症することが多いと言われています。身近にある天気、だからこそ、自分の体調にも目を向けて、季節にあった対処法を持っておくことが大切ですね。


 

 

text by K /September 6, 2016

 


捉え方を変えてみよう

 

 暑い夏だと言われてましたが、7月は涼しい日が多かったような気がします。梅雨もあけてやっと夏本番! な気候になってきましたかね。

 今月は捉え方を変えてみる方法についてお話しします。
 よく、「ポジティブに考えよう」なんて言いますが、具体的な方法として心理学には「リフレーミング」という言葉があります。これは、違う視点から捉え直してみたり、見方や感じ方を変えてみる方法です。
 例えば、自分の性格があまり好きじゃないときにリフレーミングを使ってみると・・・?

 暗くて人との付き合いが下手 → 知的、自分の世界をもっている。

 物事が長続きしない → さっぱりしている、新しいことにチャレンジする力がある

 他にも、自分の生活に関して、相手との関係に関して、何でも使えます。

 最近、疲れていていっぱいいっぱい → 毎日頑張っていることの証拠。いっぱいいっぱいなのに、自分の状態を把握できているのはすごい! 「休みたい」というサインをキャッチする力がある。

 失敗して怒られてしまった → あなたの能力が認められている証拠。人は、「言っても変わらないだろう」と思っている相手には何も言いません。怒られるということは、変わる力があると思われているということです。

 こんな風に、現実は変わってないけれども、捉え方を変えるだけで随分印象が変わってきますよね? 捉え方を変えることで気持ちがホッとする、前向きになりますよね。
 他にも、「あ、自分ってこれでもいいんだ」「ああなってよかったのかもしれないな」というように、今のありのままの自分、今の状況を「そのままでもOKなんだな」と受け入れる材料になります。
 現実を変えようとするよりも、捉え方を変えようとする方が負担も少ないです。うまくいかないなあと思ったときに、この方法を思い出してみて下さいね。


 


 

text by A/ August 13, 2016

 


怒りのワケ

 

 先月感情の話が出たので、その流れを続けてみたいと思います。今回は"怒り"についてです。

 「ついカッとなってしまって」…よく聞くフレーズですね。暑い日が続くとなおさらです。怒りは、他の感情に比べて特に突発的だという印象なのではないでしょうか。

 少し難しい話になりますが、感情には一次感情と二次感情があります。一次感情は出来事に対して最初に起きる感情、その評価の後に起きるのが二次感情です。怒りは二次感情にあたります。つまり、怒りには必ず理由があるということです。

 例えば、子どもが大事な忘れ物をしたら「大事なものだってあんなに言ったよね!? それなのに何で忘れるの!?」と怒りたくなります。この怒りの正体は何でしょう。話が伝わらなかった悔しさ、忘れ物をした子どもへの落胆、教育不足なのではないかという不安、子どもの成長に対する心配、などがあげられます。そして多くの場合、そんな自分の主張を通したい、自分を擁護したい、主導権を取りたい、支配したい、など別の目的が生まれ、怒ることになります。

 声を荒げる必要はありません。「大事なものだって言ったのに忘れるなんて、悔しいし、がっかりしたよ。これが続くようならすごく心配だよ」と、一時感情に沿って伝えましょう。ただ怒りをぶつけるより、怒った方も怒られた方も"これから何をすべきか"を考えやすくなるでしょう。

 


 

text by M /July 11, 2016

 

 

 




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