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感情と付き合って生きていく

 

 新年度から約3か月過ぎましたが、いかがでしょうか。子どもたちからは運動会、修学旅行、部活と学校行事の話も聞かれるようになりました。

 生活にも慣れてきた頃かと思いますが、新しいことを始める時ってドキドキしますよね。楽しみでもあったり、仲良くできるかな、上手くできるかなという不安だったり。
 これからもいろんな思いを体験していくかと思います。楽しかったり、面白かったり、時には苦しかったり・・それも私たちに感情があるからなんです。

 感情はコミュニケーションの潤滑油とか、豊かにするものと言われるように良い一面も持っています。楽しいことを人と共有すると、より楽しく、面白くなりますね。しかし、感情が大きくなりすぎると感情に振り回されてしまう事もあるんです。怒ってばかり、こわい、涙が止まらない、心配・不安ばかり・・・等です。こう聞くと感情は勝手なものにも感じられます。

 しかし、別の見方をしてみると、感情は私たちにさまざまなことを教えてくれているのです。

 『心情は理性の知らないところの、それ自身の道理を持っている。』

 これはパスカルが 「パンセ」という本の中で伝えていることです。

 怒りは、自分の"何か大切なものが危険にさらされているよ"というアラーム
 怖いは、"危ない"、"気をつけなさい"ということ
 悲しみは、大きなショックがあった時、"こころのおやすみタイムですよ"
 不安・心配は、未来のことを予測して、"そのことで頭がいっぱいになっていますよ"

 普段感じている中で、実はこんなことを教えてくれているのかもしれません。感情はただ備わっているものではなく、感情と付き合って生きていくことで私たちは成長していくのかもしれませんね。





text by T /June 14, 2016

 


無理をしないで

 

 5月といえばゴールデンウィーク!(以下、GW)

 GWをゆっくり休んだ人も、忙しく出歩いていた人も、GWが終わればお仕事に学校にと現実世界へ引き戻されますね。
 「なんだかやる気が出ない」「休みボケしてる」などなど、色んな弱気な発言が聞こえてきそうです。でもこれ、休みボケや怠けているだけが原因ではないのです。

 皆さん「5月病」ってご存知ですよね? 5月になると気持ちが暗く、出不精になってしまいがちなアレです。これは「季節性うつ」と言って、季節の変わり目や環境の変化によるストレスがGW等の長期休暇によって緊張が解け、身体の不調としてSOSが発信されていると言われています。

 こういった症状には休養が一番ですが、そうも言っていられないのが忙しい皆さんですよね。特に、無気力にはどう抗っても抜け出せないもどかしさが付きまといます。これも皆、頑張っているからこその症状なのです(みなさん、自分を褒めてあげてください! 頑張ったのだと!)。

 しかし、こうも毎回頑張りすぎて、休みに入るたびに不調になっていてはしんどいですよね。無理を続けるよりも、無理のない生活リズム、無理のない達成目標を掲げる方が予防という観点でとても効果的です。

 これはモチベーションを維持するためにも必要なことです。マラソンで例えると、スタート前は「あぁ。ゴールが遠いな」と思いがちですが、走っている途中に「あと○`」と掲示されていれば、ゴールが近づいていることが実感でき、スタート時よりも気力が上がると思います。同様に、目標の設定はスモールステップで小さな目標を立てていくことが大切です。

 無理をしないとは、実は一番難しい目標かもしれません。ますは簡単に達成出来る目標を立てて、無理という自分へのいじめをやっつけていきましょう!



 

 

text by K /May 9, 2016

 


春眠暁を覚えず

 

 暖かい日々が続きますね。ぽかぽか陽気でたくさんお花が咲いていて、いい時期なんですが…私の場合、この時期はとにかく花粉と眠気に悩まされます。花粉はまだしも、特効薬のない「眠気」はつらいものです。「春眠暁を覚えず」なんていうから、昔から人は春の眠気に困っていたんでしょうね。

 なぜ春は眠いのか。理由は様々ありますが、自律神経系の働きが一要因と考えられています。
 自律神経とは呼吸や食べ物の消化、体温調節機能など、生きる上で必要不可欠な活動を支えている神経のことです。意識してコントロールすることができず、神経が自律的に動いているから「自律神経」と呼ばれているんですね。大きく分けて「交感神経」と「副交感神経」があり、交感神経が様々な活動を活性化させる、副交感神経が抑える働きをしています。簡単に言うと、交感神経は緊張や活発な活動モードで、副交感神経はリラックス、お休みモードといった感じです。
 冬は寒いので、交感神経が刺激されて心身が活動的になります。寒空の下、外で寝てしまったら危険ですから、交感神経が働いて「寝てる場合じゃない!頑張れ私の体!」モードになっていると考えられます。しかし、春になって暖かくなってくると、副交感神経が優位になって、リラックスしたモードになりやすくなっています。
 また、4〜5月くらいは気温差が激しく、初夏のように気温があがることもあれば、2,3月のような寒さになる日もありますよね。気温差があると、春に馴らしてきた体が寒さについていけなかったり、その逆もあったりして、体にとても負担がかかっています。自律神経もモードを何度も切り替えることで、疲れやすくなっています。そのため、休んで回復しようとして、心身が眠りモードに入りやすいんですね。

 みなさんも、眠いときは休むか、交感神経が働くように身体を動かしてみたりと工夫してみてはいかがでしょうか??


 


 

text by A/ April 9, 2016

 


ストレスチェック

 

 堅めの内容ですが、なるべくソフトにお伝えします。

 昨年末から、働く人へのストレスチェック制度が始まりました。これにより、従業員50人以上の会社は、年に1回以上のチェックが義務づけられることに。

 質問項目に答えていくと「高ストレス」かどうかが判定されます。そして「高ストレス」と判定された方は、希望すると医師との面談を受けられます。会社側は、全体の傾向や平均などは把握できますが、一人ひとりの結果を勝手に見ることはできません。知ったとしても「高ストレスなら仕事を辞めさせるぞ!」なんてひいきするのは禁止です。
 従業員は自分の結果を見て心の健康に気をつけ、企業側は傾向や平均を見て職場をより良いものにする努力をする、という仕組みです。

 簡単に言うと、身体の健康診断のように、こころも健康診断をしましょう、ということですね。

 一見、児童養護施設には関係なさそうな話ですが、施設は元気に働く大人がいないと成り立ちません。そして子どもも、やがては「働く人」になります。「元気に生きること」「元気になること」が重要なのはもちろん、生活を豊かにするには「元気に働くこと」もとても大切です。
 インターネットで調べると無料でできるものもたくさんあります。皆さんも、ストレスチェックを上手く活用して、心の健康を意識した生活をしてみましょう。

 


 

text by M /March 15, 2016

 


何事も楽しんで!

 

 早いもので年が明けてもう一月が過ぎました。年度で言えば残り1ヶ月。この季節になればお正月の雰囲気も一段落し、そろそろ皆様通常通りの生活にに慣れてきた頃ではないでしょうか。

 年明けといえば、子どもたちは受験シーズンですね。毎年センター試験の頃に積雪の予報があり、とても寒い中みんな頑張っていますね!

 今の時期に高校受験をする子ども、就職する子どもの試験や面接があるようです。とてもドキドキするし、緊張しますよね。

 そんな中、不安で甘える子もいれば、ちょっとイライラしてしまう子。。。表現は様々ですが、辛いことにじっくり向き合っているから辛いのだということを大事にしてほしいと思います。

 大人になっても良いこと、悪いことはたくさんありますが、悪いことを知っているから良いと思えるのではないかと思います。これから先も辛い、悲しい、幸せ、嬉しい、楽しいなど色々な感情とうまく付き合っていけると良いかもしれません。

 何事も楽しむ要素をちょこっといれられるとより深みが出てくるのかもしれませんね。

 インフルエンザも流行っているようです! 体調崩さないように、気をつけてお過ごしください。





text by T /February 14, 2016

 


朝日を浴びて

 

 新年がスタートし、皆さんは「お年玉だ!」「おせちだ!」「おもちだ!」とうきうきしている方や、年末年始からお正月にかけて、ゆったりとした長い連休を過ごし「心機一転、今年は○○をするぞ!」と書き初めに目標を掲げた方もいらっしゃるかと思います。

 しかし、年末年始等、しっかり楽しんだ連休明けに、突然「学校行きたくない」「仕事に行きたくない」となってしまい、五月病ならぬ「正月病」に陥る人がいます。もともと日照時間の短い冬場はうつ状態になりやすく、しかも、年末年始の休みで生活リズムが乱れると、その状況に拍車がかかりがちです。日頃から特に趣味もなく、学業や仕事中心の日々を過ごしている人は要注意です。仕事人間の人は、仕事がないとリズムが乱れ、週末だけでもうつ状態に陥ることがあります。大型連休はなおさら起きやすい状況です。その状態が長引くと「うつ病」へと移行する可能性があるので気を付けなければなりません。

 一般的に、休日の翌日に登校、出勤したくないと思うのは、決して珍しい話ではありません。しかし、生活リズムが崩れている連休中は、抑うつ状態に拍車がかかってしまいます。穏やかでニコニコして、一見うつとは思えないよう人でも、うつ病を発症することがあるのです。
 連休のうつ状態を防ぐには、生活リズムを整えることが大切であることは分かりますが、具体的にどうすればいいのでしょうか。一般的に、うつの予防は、

 @ 朝日を浴びる。
 A 朝、昼、晩の3食を摂る。
 B 人とコミュニケーションをとる。

の大きく3点が挙げられます。年末年始は@とAが乱れがちです。せっかくですから、除夜の鐘を聞いたら一度寝て、初日の出を見に行く! なんて風情のある年末年始を過ごしてみてはいかがでしょうか。早朝に玄関から一歩外に出て、新年の風を身体いっぱいに浴びせてみましょう。

 ちなみに、うつを専門としている医師によると「たった1日でもうつになります」とのこと。せっかくの新年の大切なスタート、心身ともに健康的に切りたいものですね! もちろん、うつになったと感じたら、早めに専門医に相談することも心掛けましょう。今年も良い年になりますように! よろしくお願いします♪



 

 

text by K /January 9, 2015

 


楽しいことも「ストレス」になる

 

 1年も残り僅かになりました。12月は忙しくてあっと言う間ですよね。12月といえば、イベントも多く、楽しい時間もたくさんありますね。

 みなさん、「ストレス」という言葉を聞くと、どんなことを思い浮かべますか? 「ストレス」と聞くと、「辛い時、緊張する時、苦しい時に出てくる」というイメージが強いと思います。マイナス面の出来事を思い浮かべやすいですよね。でも、実は楽しい時にもストレスは感じているんです。楽しいことでも、普段とは違うこと、気分がとても盛り上がることなど、何か変化が起きる時にはストレスが発生しているんです。

 つまり、クリスマスのイベント、忘年会や新年会、年末年始の旅行や帰省など、楽しい時でも、普段とは違う緊張感や気分が出てきていて、知らず知らずのうちに体にも心にも負担を掛けています。

 ですから、意識して休みを取ったり、リラックスタイムを設けたりしましょう。インフルエンザなどの感染症も流行る時期ですので、自分の体や疲れと向き合って、疲れている時、なかなか布団から出られない時はあまり無理せず休むように心がけましょうね。

 それではみなさん、よいお年を〜! (^^)/

 


 

text by A/ December 9, 2015

 


言葉はウイルス

 

 季節の変わり目でこれから寒くなる→風邪やインフルエンザが流行る→ウイルス という連想ゲームを経てのこのタイトルです。

 さて、たとえば「あなたって慎重だね」という言葉。言った側は「落ち着きがあって堅実だ」と褒めたくて使ったつもりでも、受け取り方はその人によって違います。もしかしたら、慎重→消極的→ウジウジしている→ダメな奴 という具合に、上の連想ゲームのごとく、嫌な思いがその人の身体に広がっていくかもしれません。まさにウイルスですね。

 7月のコラムでは「変化」をテーマにしましたが、その変化を妨げる力の一つは「言葉」なんです。

 困り事の相談に対して「時間がかかりますよ。ゆっくり取り組んでいきましょう」なんて言葉をかけられることがあります。焦る気持ちを認め、落ち着けるためには、とても大事なことです。しかし一方で、「この状況は時間がかかるものなんだ」という言葉ウイルスがその人に感染します。変化のきっかけがありそうでも「でも時間がかかるって言われたんだから、まだゆっくりしていていいんだ」と、本当に時間がかかってしまうのです。

 そのような人に伝える最も大切なメッセージは、「あなたは変わりますよ」です。自分自身で考える場合は「私は変われるんだ」になるでしょうか。ウイルスは、使い方によっては自分を助けるワクチンになります。言葉を味方につけることを意識してみましょう。

 


 

text by M / November 16, 2015

 


物にも住所を

 

 こんにちは。Tです。暑かった夏がようやく過ぎ、もう10月ですね。

 ここ最近はずっと晴れていて過ごしやすい季節が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。朝晩の冷え込みで体調管理も難しいところですが、寒暖差で都内の街路樹も少しずつ色づいてきていますね。季節の変わり目って中間着が必要となったり、脱ぎ着しやすい服装がお多いですよね。そう、荷物も少し多くなります。今回お話ししたいのは忘れんぼうについてです。

 これからもジャケットやマフラーや必要となってきますね。そうなんです。忘れ物やなくしてしまいやすいアイテムが多くなるのです。

 ちょっとうっかり忘れん坊や、すぐにあっちいったらこっちを忘れた・・・家を出る直前にバタバタバタ・・・。場合によっては、家を出ても家に戻ったりなんて。バタバタバタ・・・。

 その他にこんなことでお困りになる方、いらっしゃいませんか? 予定を把握する、物忘れをしない、期日(時間)を守る・・・。

 誰だってきちんとやりたいですよね。でも、やりたくてもできないから困っているのです。今回は、そんなおっちょこちょいに向けてお役に立てる方法をお伝えできればと思います。

● 物にも住所をあげること ●

 それらを片付ける場所はいつも決まっていますか? 「いつも大体このへん」になっていませんか? 目立つ物やなくしそうもないものであれば、それでも全然OKです。しかし、ご自身がなくしやすい物、散らかりやすい物に限っては勇気を持って厳しくいきましょう。例えば・・・

いつも机の引き出し(1段目)に入れている印鑑

机の引出(1段目)の手前の間仕切りの中

というようにかなり細かい場所まで指定してみてはいかがでしょうか。

 こんな簡単なことですが、簡単で継続できそうなことから始めていくのが極意なのです。できそうだなと思える見通し度合いが7割を超えていたら成功です。あとはいかに続けられるようにアレンジしていくことがポイントです。失敗しても、アレンジややり方が合わなかっただけなので、いいヒントを得られたということですね。

 まずは、一つ何かを続けてみてはいかがでしょうか。




text by T /October 23, 2015

 


「心持ち」

 

 暑い夏の終わりを告げるかのように、夜は秋の虫の大合唱が聞こえるようになりましたね。今年は本当に暑かったですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 さて、9月と言えば新学期! 学校や企業によっては9月が新年度のところもあり、新しいスタートといったイメージもあります。学生は新学期が始まり、休み明けの憂鬱な気持ちもあるかもしれませんね。
 つい先日の報道では、9月1日は自殺者が一番多い日なんだそうです。物騒な話ですみません。とても残念な統計結果ですが、ここには色々な要因が重なり合っているようです。
 中でも、新しい環境や新しい事への不安やストレス等が大きく関わっていますが、何ともない人もいます。この違いには、一つ、精神衛生という観点があります。まず、身体的な調子も含めた、いわば「心持ち」はどうかという点です。身体も抵抗力が弱っているときや季節の変わり目に風邪をひきやすいように、心の状態で、病いを患いやすくなったり、くよくよしてしまいがちになります。
 身体は心と連動しています。まずは規則正しい生活が第一ですが、周りにはたくさん助けてくれる人がいることを忘れないでください。

 あるコメディアンの有名な言葉ですが「生きてるだけで丸儲け」という言葉があります。生きているという事を、苦しみや悲しみだけでなく、喜びがあるということも忘れたくないものです。


 

 

text by K /September 9, 2015

 

 




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