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神の国寮の4名の心理士による、エッセイです。

T
A


子供の底抜けに元気なところを
応援したい! という一心から
心理を選びました
まだまだひよっこですが
こどもからたくさんのことを
学んでいます!

趣味は落語で
たくさん笑っています


子どもたちの成長する力、
変化を起こす力が大好きです。
一緒に成長していきたいなと
思っています。

趣味は旅行、音楽、
歌舞伎・・・
などなど色んなことに
興味があります。



M
K

調子に乗りすぎてしまう私・・・
子どもと一緒にはしゃぎすぎて、
子どもと一緒によく大人に
怒られます(笑)
たくさん笑ってたくさん泣いて、
一緒に素敵な時間を
過ごしましょう!

映画大好き!
音楽大好き!
ゲ−ム大好き!

と趣味が多い私…
子どもたちといっぱい
色んな話がしたいなぁ(^o^)




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表情と気持ちの関係

 

 最近、笑ってますか? 「笑顔」っていうキーワード、日々の生活の中でよく聞くと思います。

 心理学には、表情と感情のつながりについて有名な理論があります。「悲しいから涙が出る」「楽しい・嬉しいから笑う」という理論と「涙が出るから悲しくなる」「笑うから楽しくなる」という理論です。当初はどっちが正しいか論争がありましたが、今では、「どっちも正しい」という結論に至っています。

 学生だった頃、「涙が出るから悲しくなる」という理論を初めて聞いたときは驚きました。「感情があるから、表情が出てくるんじゃないの・・・?! 表情が感情に影響するなんて・・・!」というのが正直な感想でした。同時に、表情をうまくつかえば気分をかえることにつながるんだなあと思いました。

 例えば、「今は悲しい気持ちだけど、明るい気持ちになりたいな・・・」と思ったときに、顔を笑顔にしてみる。上を向いて、胸を張って「よし、大丈夫、私はできる」という雰囲気の顔をつくってみる。そうしてみると、少し気分が変わります。

 今書きましたが、表情だけでなく、姿勢も重要なポイントです。気持ちが沈むと下を向いて、背中が丸まって視線も地面に向きます。おそらく、姿勢も感情に影響するんじゃないかと私は思っています。だから、それを意識して変えていくということがポイントです。

 前回(8月)に、悲しいときは悲しい気持ちを認めていいんだよ、という趣旨の話をしました。もちろん悲しいときは悲しみましょう。悲しい気持ちを消すようにして笑っても、悲しい気持ちはなくならず、心のどこかにしまわれてどんどん膨らんでしまいます。だから悲しいときは泣いたり、悲しい気持ちを口に出したりしましょう。そして、しっかり悲しんだ後、少し気分が落ち着いた時に意識して笑ってみましょう。きっと気持ちが上向いてきますよ。


 


 

text by A/December 6, 2017

 


無知の知

 

 「無知の知(むちのち)」という言葉を聞いたことがありますか? これはソクラテスという哲学者の言葉で、「知らないということを知っている」という意味です。何やら奥が深そうな、まさに哲学的言い回しですね。

 ある日ソクラテスは、「あなたは最も知恵のある人物だ」と神のお告げを受けました。最初は納得できませんでしたが、賢者(知恵のある人)といろんな話をしているうちに、「確かに自分の方が優れているぞ」と思ったそうです。ただ、相手と比べて明らかに物知りだったとか、計算が早かったとか、そういうことではありません。では、一体なぜなんでしょう?

 ソクラテスは、賢いとされている人も、何もかもを知っているわけではなく、知らないことがあるんだと気づきます。そして同時に、本人はそれに気づかず、さもすべてを知っているつもりで話している、ということにも気づきました。つまり、その人は、知らないことがあるのに「自分はすべてを知っている」と思い込んでいる。一方でソクラテスは、自分が無知だとはっきりと自覚している。「自分が無知であること」を知っているかどうか。その点において、ソクラテスの方が優れているということになるわけです。

 さて、これは、自分はどれだけ賢いと思っていても、どこかに抜けがある、不完全である、と自覚することが大事という話なんですが、普段の会話についても同じことが言えますね。聞く時も、話す時も、「わかっているつもり」になって、思い違いをしていることはよくあります。自分の方が年上だったり経験豊かだったりすると尚更です。どんな相手だとしても、「自分は相手のことを何も知らない」と思って聞き、「相手は自分のことを何も知らない」と思って話しましょう。きっと今までより、しっかり話を聞けたり、きちんと思いを伝えられるはずです。



 


 

text by M /November 8, 2017

 


やる気スイッチ

 

「やる気が出ればできるんだけど、やる気がなくてできない」。

子どもからも大人からもよくきく言葉です。1人1人の生活リズムがあるように、過ごしやすい習慣ってありますよね。

朝起きてから出掛けるまでの支度や料理、家事、勉強方法など、"やり方"が上手く身につくと、要領よく進められたりと便利ですよね。逆にいえば、習慣になっていないことは、なかなか手が付けにくいことなんです。

やらないと、と分かっていても、ついつい先延ばししちゃう・・・。

例えば・・・宿題を先延ばしにする、ゲームに熱中しすぎてしまう、SNSに熱中する等

やらないとだめ、とわかっているけど、だるい → ちょっとだけ、ゲームしよう! → やるべきことが終わらない → 「またできなかった!」とゆううつ・・・

やる気が出ずに、先延ばししていると、悪いパターンになりやすく、ゆううつな気持ちが続きやすいのです。それは、自ら継続させてしまっているという見方もできるんです。

じゃあ、どうすればいいのさ!・・・そう、「やればいいだけ」、ただそれだけです。やる気スイッチの正体は、『やるだけ』だったりします。

ただ、今できていないことを一気にやるのはハードルが高そうですよね。そこでやる前の一つのステップとして、今ある習慣の一つを変えてみることからはじめることです。悪いパターンを変えられたら良いのですが、急なシフトチェンジは後々辛くなりそうです。なので、ついついやっちゃう習慣に費やしていた時間を短くする、代わりに違う方法を試してみること等です。

例)散らかった部屋を片付けないといけない。ゲームもやりたいし、全部なんて無理無理 → 毎日5分間、決めた場所だけを片付ける

このような具合です。今ある習慣は長い間付き合ってきたもので、最初は役立っていた物でも今は不要の物。変えるにはそれなりにエネルギーや意識する必要があります。
やる気スイッチが入ればできると思えるのであれば、せっかくなので、できるところから試してみませんか。

あったらいいなというスイッチを頼りにしてゆううつな気分で過ごすより、やりたくない苦しさを味わって上で乗り越えること、それも一つの成長かなと思ったりします。

 




text by T /October 23, 2017

 


「許し」とは

 

 許しとは何だろう?

 こんな疑問を抱いたのは、実は身近な場面で「ゆるす」「ゆるさない」という話の機会が多く続いたことからでした。

 「ゆるし」とは「許し」「赦し」「緩し」などとたくさん表記出来ますが、今回は「許し」という表記で記載します。

 心理学の世界では、許しは心を癒し、感情を解放する上で大きな軸となると言われています。例えば、電車内での悪質なマナーに対し「どうして○○するの?! 信じられない!」といった怒り、不快感があったとします。考えの中では、怒りの対象はマナー違反者ですね。端的に許すとなると「悪質なマナーだけど、仕方がないか」となります。しかし、それではただの我慢です。癒しにも、感情の解放にもなっていません。おや? 心理学は嘘つきなのか?! と再び怒りが出てきてしまいますね(笑)。では、何が足りないのか。再び例へ戻ります。悪質なマナーに対し、怒りを覚える人、気にならない人がいることに気づきます。その違いは何か?

 怒りを覚える人に聞くと「だって私はされたら嫌な事はしない! でも相手は平気で人の嫌がることをしているじゃないか!」と言います。少し気づきますか? 怒りの矛先に変化があることに。マナー違反へのことから、自分自身への気遣いが足りないことへの変化が起きています。実は、怒りやその他のネガティブな感情は、過去に抑圧された感情が形を変えて表出されていることが多いのです。先述の話であると、気遣ってもらえない寂しさや悲しみなどが、過去に抑圧された状態であり、解放されていない状態であることが窺えるのです(全てがそうではありません。そういったパターンであることが多いですが)。そのため、許すということは、その感情を解放し、癒しにつなぐ大切な軸となると言われているのです。許すためには、抑圧されている感情に気づき、解放し、そして許していくといった、いわば自分自身を受け入れていく作業であるといえると思います。

 しかしながら、こんな作業、一人でするのは正直無理があります。そして、全てのネガティブな感情を解放しなくてはいけないということではありません。許しのなかにはこんなことがあるのかもなぁ、程度で考えておくのも、自分自身を知るうえで重要な材料であることは間違いありません。日常生活にまで影響のあるネガティブな感情に出会ったら、まずは専門家や信頼のおける方へ相談してみましょう。まずは気が付くことから始めてみませんか?


 

 

text by K /September 24, 2017

 


イヤな気持ちは消さなくていい

 

 普段、感情が高ぶってしまうことはありますか? 心の相談を受けていると「イライラが爆発しそうな時にどうしたらいいか?」「キレてしまう自分が嫌い」「泣き虫を直したい」「悲しい気持ちを抑えたい」といった相談を多く受けます。

 こういった訴えの背景には、「怒り」「悲しみ」「辛さ」「イライラ」「びくびく」といった負の感情はあってはいけない、そんな感情を持ってはいけないという考え方があるように感じます。意外かもしれませんが、学校やおうちでキレて大暴れしてしまうようなお子さんほど、その考え方が強いです。でもうまくいかずにキレてしまうから、「自分はダメだ」という気持ちを強く持ってしまうんですね。

 もちろん、気持ちがコントロールできずに他人に暴力を振るったり、怒鳴り散らしたり、泣きわめいたりすることは、あまりいい行動ではありません。でも、感情そのものは「なくなったほうがいい」なんてことは1ミリもないんです。

 人の気持ち、感情というのは汗と同じです。暑ければ汗が出るし、汗は止めようと思って止まるものじゃないですよね? 生命を維持するためには、体温が高すぎてはいけません。人体にとって安全な体温に下がるまで、汗は出続けます。感情も同じで、自分にとってつらいこと、イライラすること、恐怖を感じさせる出来事があれば、自然と出てくるものです。自分を守るために備えられている本能的な機能です。だから、無理に「怒りを消さなきゃ。追い出さなきゃ」「悲しい気持ちはないことにしよう!」とする必要はありません。なくそう、なくそうと思えば思うほど、行き場のなくなった負の感情は暴走してしまいます。

 まずは、気持ちを認めてあげてください。自分の中の「イライラくん」「悲しみちゃん」に「そこにいてもいいよ。あんなことがあったんだもん、そりゃあイライラするよね」と伝えてあげてください。みなさんの中の「イヤな気持ち」たちが追い出されないで平穏に暮らせることを祈っています。

 


 

text by A/August 5, 2017

 


人は見た目が○%

 

 「人は見た目で9割決まる」なんて法則めいた話を聞いたことありませんか? これは、メラビアンという人が行った実験結果からきたものです。相手に伝わる印象は、「言語情報=Verbal」が7%、「聴覚情報=Vocal」が38%、「視覚情報=Visual」が55%を占めているそうです。なので「話の内容は7%(約1割)しか相手に伝わらないんだよ! だから話し方や見た目が大切なんだよ!」ということになるわけですね。

 さて、これ、実はちょっと誤解なんです。実際に行われた実験は、それぞれポジティブさとネガティブさが"矛盾"している場合、どれが優先されて伝わるのか、というもの。例えば、怒った声と怒った顔で「楽しい」と一言だけ言われた場合は、「この人は怒っている」という印象になりやすいそうです。でも、日常のコミュニケーションは、ポジティブかネガティブか、端的に一方的に発信するだけではありません。単に事実のみを伝えたり、お願いをしたり。その場の環境や話の流れもバラバラでしょう。これでは、話し方や見た目の方が大切だということにはなりません。

 誤解もありますが、この実験からわかることは「言語情報=Verbal」「聴覚情報=Vocal」「視覚情報=Visual」の「3つのV」を一致させればさせるほど、効果的で伝わりやすいコミュニケーションになる、ということです。楽しい内容の話をする時は、楽しそうな声で、楽しそうな身振り手振りで、話をする。その時、最も「楽しさ」が伝わります。より正確によりしっかり伝えたい時は、話し方や見た目が一致するように気を配ってみましょう。ただ、それで9割が決まるわけではないので、話の内容も大切にしてくださいね。


 


 

text by M /July 8, 2017

 


楽しいことがずっと続けばいいのに

 

 みなさん、楽しいことって何をイメージされますか? 運動する、人と話す、笑う、映画(TV)をみる、大人であれば仕事後にビールを飲むなど・・・。甘いデザートを食べる! という人もいるかもしれません。

 こうしてみると色々な方法がありますね。 "楽しい時間は一瞬で終わる"と言われているように、ポジティブ感情は長持ちしないと言われています。諸説ありますが、ポジティブ感情を維持させるには大きく分けて2種類あると言われています。

 一つ目は、人と話すこと
 二つ目は、甘いもの(アルコール)を摂取すること

 一つ目の人と話すことで維持される仕組みは、"楽しい"と感じたこと(=情動)を人と話して共有することです。"楽しい"という気持ちにコミュニケーションが加わると、より維持されるということですね。

 しかし、中には1人遊びが好き、1人が一番という方もいらっしゃるかもしれません。基本的には対人交流が良いとされていますが、一説では、維持には"創造性"も大きな役割を持っていると言われています。
 楽しいと思ったことを創造的に試していくことが、"楽しい"と思える活動への維持や継続に繋がっていきます。
 例えば・・・友人に登山に誘われて、行ったらとても楽しめた。次は別の山へ行き、そこでおいしい物を食べたいと思い、その後も様々な山へ行くようになった。

 1人でも楽しいというのは、どこかで自分の楽しみ方を創造的に追求しているのかもしれませんね。
 「好きこそ物の上手なれ」
 ことわざにもありますね。本来の意味とは別に、楽しいことは上手になっていきますよ、という意味もあるのかもしれません。

 二つ目の甘い物とアルコールというのは、聞いたことがある人もいるかもしれませんが糖分とアルコールは分子構造がとても似ており、一時的に快楽減少を引き起こすものと言われています。一時的な物なので、それも足りなくなると次から次へと摂取したくなるということになります。

 二つ目の方法は手軽なので簡単に手を出しやすいですが、健康面も気になるところですね。
 楽しいと思えることが増えるよう、一瞬の楽しさをヒントに楽しく過ごせるよう工夫してみたいところです。

 




text by T /June 18, 2017

 


断捨離、する?

 

 「断捨離」という言葉はご存知ですか?

 昨今、片づけと言えばこの言葉が出てきます。書店へ行くと「断捨離」というワードでたくさんの書籍が棚いっぱいに並べられています。

 「断捨離」とは? ご存じない方へ簡単に説明すると、部屋の中がモノで溢れている人はモノへの執着を捨てられない人であるという定義のもと、片づけを通して自分と向き合い、過去や執着から解放されて生きていこうという片づけ術であり、自己啓発的な要素のある言葉です(注:個人的解釈も含まれております)。

 しかし、「断捨離」を推し進める人と行き過ぎた断捨離は、捨てるという行為に執着している状態であるため、本当に大切な物を判別できなくなると警鐘を鳴らす人がいます。

 どちらの意見も良く分かります。

 大事なことは行きすぎないと言うことですが、実は断捨離をするもしないも選択しているのは自分自身であると言うこと。何かに影響を受けて実践することも、自身が行動することを選んでいます。真実は一つではなく、人の数だけ真実があると言うことを断捨離から教わりました(笑)。

 皆さんも、他者の真実に惑わされることなく、自分自身の中にある真実に目を向けてみませんか? 思わぬ心の断捨離予備軍が存在しているかもしれませんよ?


 

 

text by K /May 8, 2017

 

 




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