【psychology】心理士によるリレーエッセイ

体調不良の原因は。。。?

夏休みを終えましたが、残暑がまだ厳しい9月、いかがお過ごしでしょうか。これから秋の行楽シーズンですが、台風シーズンでもあります。この時期に「今日は頭が痛いと思ったら、気圧のせいだった」など、天気の変化で体調不良を訴える人はいませんか?このような天気によって引き起こされる体調不良は「気象病」と呼ばれ、決して「気のせい」ではありません。

「雨の日は頭痛が…」「台風が近づくと肩こりが…」等、様々な変化を感じることがあります。中には気分の落ち込み、抑うつ気分の増加等、心的な症状が現れる方もいます。気象病の主な原因は、冒頭にあるように気圧の変化だそうです。しかも変化が急であるほど症状が強くなります。台風のように気圧の変化が著しい場合はなおさらですね。

医学的には気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じるため、それに抵抗しようとして自律神経が活性化します。この時、交感神経(興奮)と副交感神経(リラックス)の調整がうまくいかないと、さまざまな体調不良の原因となってしまう様です。

予防には、一定のリズムで起床、食事、就寝など、シンプルに規則正しい生活をすることが一番だそうです。さらに、気圧の変化を見ながら、自分の気象病の症状がいつ出るのかを把握しておけば、気象病に対する心構えや予防がしやすくなります。余談ですが「頭痛ーる」というアプリは、気圧の変化がわかるだけではなく、気圧が大幅に変化するときにメッセージでお知らせしてくれます。自分の体調の変化等も記録できるので、体調管理に活用してみるといいですね。ご参考までに♪

【担当心理士:K】

2019年09月11日

怒り アンガー

夏休みに入りました。そろそろ梅雨があける頃でしょうか。夏休みらしく晴れた青空を見たいものです。

今月は『怒り(アンガー)』について綴りたいと思います。

『怒り』とは、人間にとって自然な感情の一つであり、『怒り』のない人はいないし、なくすことも不可能なものです。

私たちは『怒り』の感情と上手に付き合う必要があります。

『怒り』の付き合い方のポイントは沢山あるのですが、最も大切なものは『怒り』の下にある感情に気づくことです。

『怒り』は第2次感情、その下にある感情は第1次感情と言います。

第1次感情は怒りの元となっている『本当の気持ち』のことです。

例えば、私は今朝子どもが食事中何度も席を立ち食事に全く集中しないことに腹を立て怒りました。

この時の第1次感情とは・・・
「せっかく作ったのに食べてくれなくて悲しい。」
「一緒に席について楽しく食事をしたい。」
などがありました。

怒りを相手に伝える際はこの第1次感情を伝えるようにすることで、相手に自分の本当の気持ちが伝わります。

まずは怒りの元にある自分の第1次感情は何だったかと考えてみることで、怒りの感情と上手く付き合える一歩が開けることでしょう。

【担当心理士:H】

2019年08月08日

雨の中の私

今年は例年より梅雨入りが遅いそうです。梅雨明けはというと、6月中には明ける、いや7月の下旬まで続く、等いろんな意見があるようです。このエッセイが載る頃には明けていればいいのですが…。

さて、心理テストの中にも、「雨」をテーマにしたものがあります。「雨中人物画(うちゅうじんぶつが)」と呼ばれる簡単な描画法(絵を描くことを通した心理テスト)です。このテストでは、1枚の紙に「雨の中の私」を描きます。雨と自分が含まれてさえいれば、他に何を描き加えても描き加えなくてもOKです。さあ、皆さんも、紙と鉛筆を準備して、描いてみてください。

…描き終わりましたか? それでは簡単に解説します。

この心理テストでは、「雨」はストレスを表しています。つまり、ストレス状況に立たされた時の自分のイメージ、ストレスに対する守り方や適応の仕方の特徴が示されるわけです。

例えば…傘でしっかりガードしているなら、ストレスを自分の力で、一般的な方法で上手く守るタイプ。何かの陰で雨宿りしているなら、心強い誰かを上手く頼ったり、要領良くしのぐタイプ。裏を返せば、他人頼みなところがあるのかもしれません。家の中にいるなら、客観的な視点でしっかり状況を分析するタイプ。より雨を完全にしのげる安全策なので、ストレス状況に立ち向かうよりは避ける傾向があるということになります。もし何のガードもなくずぶ濡れになっていたら、今まさに対応策が見つからず、濡れるがままで辛い状況なのではないでしょうか。でも、むしろわざと濡れていて結構気持ち良さそうだったら、何か吹っ切れていたり、冒険心に溢れている人なのかもしれません。

他のテストに比べると、意味を考えるのがわりと簡単です。友人や家族と描き合い、色々考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。

【担当心理士:M】

2019年07月03日

罵ること・伝えたいこと

子どもに限らず、大人でも、つい"暴言"を言っちゃう時、言いたくなる時はありますね。言った理由を聞くと、「なるほど~」と理解できる部分もありますが、言いすぎてしまうと後味が悪くなるときもありますね。

暴言を言うことは、ポジティブな意味ではストレス解消としても使えますが、ネガティブな意味になると反抗的、強くなると暴力的になります。多くの場合、使う時は言い過ぎないよう状況や文脈に気を付けて使うことが多いように思います。

2年前にfacebookやアメリカ全土で行った大規模な調査によると、「くそ野郎」とか口汚い言葉で罵る人や悪態をつく人ほど、実際には正直で誠実な傾向があると分かったようです。

これは、口汚い言葉を正当化する内容ではありません。一つの研究として、口汚い言葉の裏には誠実さがあると証明されたのは、大きいことのように思います。
仮に子ども達や周囲の人が口汚い言葉を使っている場面と遭遇しても、実際はどんなことをして欲しかったのかな、どうしたかったのかなと考えるきっかけになり、その子(人)を知る一つのヒントとなるかもしれませんね。

【担当心理士:T】

2019年06月30日

SNSとの付き合い方

平成最後という文言は、いつしか令和最初のというフレーズへ変化し世間はお祭りムードで一色でした。新しい時代の幕開けに心躍ったのも束の間、最近は高齢者の自動車運転による悲しい事故や身震いするような凶悪な事件がマスメディアを賑わせています。そして、非常に残念なことですが、事件の内容だけでなく他にも注目すべきポイントがあります。

SNSでは毎日のように様々な事柄に対して情報がアップされています。代表的なSNSにTwitterが挙げられますが、Twitterの中には投稿者のモラルのなさ、また、投稿に対するコメントの辛辣さなどが取沙汰されています。中には事件現場そのものを写真撮影して投稿するなど、リテラシーの問題も含んでいます。では、なぜ過激な投稿が止まらないのか。そこには承認欲求というワードが関連しているようです。

承認欲求とは、簡単に言うと「人に認められたい」という欲求です。SNSでは「いいね」の数や閲覧数等が目に見える承認となっています。この承認を得るために、過激な投稿にエスカレートすることも多く見受けられます。また、承認欲求の高い人は、自己肯定感が低いと言われています。SNSを見て他人と自分を比べて落ち込む人や、評価を得ようと辛辣なコメントをすることが多い人は、SNSから距離を取るなどの自己防衛も必要となってきます。

生きやすくなるために使っている情報獲得手段が、実は生きにくくなるツールになっているなんて何とも皮肉なことですね。上手に付き合っていきたいものです。

【担当心理士:K】

2019年05月30日

気持ちをコントロールするには?

新年度です。

桜が咲き、心地よい良い風が気持ちよいですね。

さて今月は体を動かすことがなぜよいかを脳の構造からお話したいと思います。

脳の構造は大きく3つの部分に分かれています。

一つ目は生きていくための必要な「本能」の脳

二つ目はうれしい・楽しい・悲しい・イライラなどの「気持ち」の働きをする脳

三つ目は考える、覚えるなどの「知性」の働きをする脳

嫌な気持ちになった時に「こんな風に思っちゃいけない!」と「知性」の脳で考えても、なかなか気持ちの切り替えが難しいものです。それは「知性」と「気持ち」の脳の場所が違うからなのです。

ではどうしたらよいのか・・・

実は「気持ち」を司る脳の部分は、「体」を司る部分でもあるのです。

つまり気持ちをコントロールするには、「体」から!

深呼吸をする。ストレッチをする。

体が落ち着くことをすると、気持ちにも変化があるかもしれません。

【担当心理士:H】

2019年04月10日

しばらくお休みに入ります

春がやってきましたね。春先は寒暖差が激しいですから、体調崩されぬようお過ごしください。

私事ですが、先月より産休に入っております。4月に出産予定で、日に日に大きくなっていくお腹と赤ちゃんと共に過ごしております。1年ほど育休をいただいて、来年の春頃、復帰出来たらいいなあと思っています。

神の国寮で働いて4年弱、あっという間でした。出会ったばかりの時は小学生だった子が中学生になったり、まだ中学生だった子が高校生になり自立に向けてたくましくなっていったり…と大きく成長していくのを見守ることができました。

日々接している中ではあまり変化を感じにくいものですが、一区切りついた今、じっくり振り返ってみると多くの子が素晴らしい変化を遂げていて、子どもたちのエネルギーの強さに、改めて、感動と尊敬の気持ちが湧き上がってきています。

1年後、またびっくりするような変化が起きているんだろうなあ。大きくなった子どもたちとの再会を楽しみにしています!

【担当心理士:A】

2019年03月08日