【psychology】心理士によるリレーエッセイ

心理の役割って?

あっという間に年末ですね。今年度は心理チームに新たな仲間が増えたこともあって、自分たちの役割を見つめ直す一年になりました。
今回は、心理チームの大切な役割の1つである心理療法(カウンセリング)について、アメリカの精神科医ミルトン・エリクソンの逸話から考えてみましょう。

エリクソンの少年時代の話です。エリクソンが田舎道を歩いていると、向こうから馬が走ってきました。馬には手綱がついており、明らかに誰かの飼い馬。この時代、馬が一頭いなくなるというのは農家にとって一大事です。エリクソンは「ぼくが飼い主の家に連れて帰るよ」と馬に飛び乗りました。
しばらくするとある農家の中庭に、馬に乗ったエリクソンが現れました。農家の人はびっくりして聞きました。「これはうちの馬じゃないか。君はここを知っていたのか?」。エリクソンは答えました。「ぼくは知りません。でも馬が知っていました。ぼくは馬にまかせて道を走らせてきただけです」。
そう。エリクソンは馬にまかせただけ。馬は時々畑に入って行ったり、草を食べようとしたりと道から外れそうになります。エリクソンはそのたびに「どうどう」と優しく声をかけて道に戻します。そうしていくうちに自然に目的地にたどり着いたのです。
エリクソンはこの話をこういう教訓で締めくくりました。
「これが心理療法の進め方だと思うよ」。

「これはこういう意味だと思う」と決めつけるのも野暮なので、考察はあえてしないことにします。皆さんはどう受け取ったでしょうか?

では、よいお年をお迎えください。

【担当心理士:M】

2021年11月26日

よろしくお願いします!

はじめまして、Nです! 今年度から心理士として、子ども達との面接を通して施設の力になれればと思い、神の国寮に来ました。新人なりに精いっぱいやろうと思います。
最初なので自己紹介をもう少し。僕の趣味は意外と幅広くて、よく友達がハマってるものに触発されて色んなものをちょこちょこ雑食にかじっています。水泳、釣り、アニメ、麻雀、デザイン、読書、夢日記などなど…。ちなみに今はジオラマ制作をしたいと思っているのですが、なかなか時間が取れずに歯がゆい気持ちです(笑)
皆さん、被っているものはあったでしょうか? あればぜひお話したいし、これから神の国寮の皆さんと関わってお話していく中で、さらに幅が増えたらいいなあと思っています。これからどうぞよろしくお願いします。

【担当心理士:N】

2021年08月21日

はじめまして!

今年も春の季節と共に新年度がやってきましたね!

初めまして、今年度から心理士として配属されましたHMといいます!趣味は切り絵で、好きな食べ物はドリア、苦手な食べ物はゴーヤです…頑張って食べられるようになりたいものです(苦笑)。

新しい環境で過ごしていくのはとても緊張しますね。まだまだ子どもと職員の皆さんの顔と名前が一致していないですが、毎日新鮮な話や出来事ばかりで楽しいです! 私は心理的な側面で未来ある子ども達を支えられたらと思い、この児童養護施設という領域に来ました。まだまだ新人で支えてもらうことが多くありますが、職員さんたち、それから子ども達の皆と共に頑張って歩んでいきたいと思っています! 暖かく見守っていてくださるととてもうれしいです!

これからよろしくお願いいたします!

【担当心理士:HM】

2021年05月13日

今までありがとうございました

あっという間に年度末ですね。
温かくなったと思ったら、急に寒くなったり、そう思えば花粉の季節であったり、バタバタする季節です。

私事ですが、今年度一杯で退職いたします。神の国寮で働いて7年、あっという間でした。幼かった子が一歩一歩大人に近づいていき、いつの間にか立派な青年へと成長していく姿を見守れたのは幸せなことでした。子どもの成長を側で見ることができた時は感無量で、涙が溢れるほど感動しました。

とはいえ、時にしんどいことや落ち込んでしまうこともあります。そんな時でも一緒に考えてくれたり励まし合ったりする仲間がいたことはとても大きな支えとなっていました。

子どもたちがどんな中学生、高校生になるのかなと想像すると、楽しみあるとともにずっと見守っていたくなるような気持ちになるのも事実ですが、神の国寮は離れても陰ながら子どもたちの成長を応援したいと思います。長年、ありがとうございました。

【担当心理士:T】

2021年03月05日

ケースカンファレンス

外に出るたびに「暑い…」と言いたくなる気温が続いていますね。
さて今回は、施設内の取り組みについてご紹介します。今年度からの取り組みとして、委託の精神科医師を含むケースカンファレンスを開始しました。治療的/専門的なケアが必要な子ども達に対して、福祉、心理、医療の多角的な視点を元に子どもやその家族を理解し、施設内での支援方針を決定するものです。現在、当施設では、2名の委託医師が勤務しており、7年目のベテラン医師がこのカンファレンスの進行をして下さっています。今まで各ホームを周って子どもや職員の相談に乗って下さっていたため、子どもの特性をよく理解して下さっている頼もしい先生です。カンファレンスでは、職員が子ども達に向ける“熱い”想いも語ってくれています。

【担当心理士:H】

2020年08月17日

お久しぶりです

Aです。1年とちょっとのお休みを経て、戻ってまいりました。

平成31年の4月に男の子を出産し、母子ともに大きな病気もせず、元気に成長しています。子どもの1年、特に赤ちゃんの1年の重みはすごいですね。急に高いところに手が届くようになったり、食べる量が日に日に増えたり・・・と成長スピードの速さに驚くばかりで、そのスピードに必死についていく毎日でした。ゆっくりトイレも食事もできない日々で辛いこともありますが、それを上回る可愛さと面白さに触れられて楽しい日々です。それもこれも、お休みをいただけた職場のご協力あってのものです。ありがとうございました。

また、寮の子どもたちと一緒に時間を過ごせるのを、楽しみにしています!先の見えない不安な状況ですが、少しでも早くコロナが終息することを祈っています。

 

【担当心理士:A】

2020年05月01日

絶対評価と相対評価と…

子どもが学期末に渡される通知表…今は「絶対評価」という方式で成績がつけられています。一昔前は「相対評価」でした。

「相対評価」とは、集団内での相対的な位置で判断する方法です。クラス内の成績を順に並べ、上から○人までは成績5、という決め方をします。対して「絶対評価」とは、あらかじめ定められた目標をクリアできているかどうかで判断します。クラス全員が成績5になることもあるし、全員が成績1になることもあります。

さて、子どもを褒めるときに「褒めるところがない」と困ることはありませんか? 「他の子が当たり前にできていることができない」「できて当然のことができても褒めるには値しない」という風に。それは、同年代の子ども(相対評価)や、世の中の基準(絶対評価)と比較しているのかもしれません。「○○君はできているよ」「もう○年生なんだからこれくらいできないと」と頑張らせようとするのも、その流れでやっていることです。そうすると、今度は子どもの方も「○○君もできてないよ」と比較対象を持ち出して回避しようとします。キリがありませんね。

しかし、過去のその子自身と比較してみるとどうでしょう? 「前はできなかったけど、今はできるようになった」「以前より前向きな姿勢が見られる」という感じです。このような見方を「個人内評価」といいます。比べる対象は常にその子個人なので、比較対象を持ち出すこともなくなっていきます。

ちょっと見方を変えるだけですが、個人の中で比較すると良い点は見えやすく、そして褒めやすくなります。ぜひ試してみてください。

 

【担当心理士:M】

2020年03月16日

学び続けるということ

子どもたちはあっという間にいろいろなことを学んでいきます。もちろん勉強でも集団の中でも、あらゆるところでです。私が目にするのは何でもない日常生活のことです。

例えば、
拙く話していた子がいつの間にかスラスラ上手に話すようになる
素直に気持ちを言って上手に甘えられる
自分に無理せず、人付き合いができる

そして新しく学んだことをキラキラした笑顔で話してくれたり、一所懸命に教えてくれます。多くの人が子供時代にあったことで、学校でも家庭でもよく見ることができる日常の一部ですが、どんな日常を過ごせるかが大切だなと感じるこの頃です。学び続けていくと、相手のこと、外の世界に目が向くようになるので自然と視野が広くなります。

少しでも自分らしくいられる場所を見つけるために子どもたちが日々成長していると思うと、いくつになっても学び続けることは続け、より広い視野を持ち続けたいものです。

ただ大人になると“新しく学ぶ”ということよりも“知らないこと”に焦点が当たりがちです。
大人とのやり取りにおいては知らないことがつい露呈されがちですが、子どものために仕事をしているという同じ目的を持っているのであれば、学ぶ楽しさ、学ぶ嬉しさという基本的なことを思い出してやっていけると良いなと思います。

今回、心理ネタとは離れましたが、忙しい日常だからこそ基本的なことを忘れずに、忘れていたら分かるように伝えていくのも一つの役割でもあるのかなと思うこの頃です。

 

【担当心理士:T】

2020年03月09日

依存症

令和最初のお正月を迎え、干支も新たに鼠から周り、本当に新しい時代を迎えたような雰囲気のある年明けでしたね。いかがお過ごしでしょうか。

年明け早々、SNSを賑わせたニュースがありました。讃岐うどんで有名な香川県が条例でスマホの使用を制限するという内容の報道です。時間や時間帯の制限を設けるといった内容に物議を醸しています。

自県を「うどん県」とPRするなど、とてもユーモアのある香川県が新たに打ち出した条例の目的は「ゲーム依存、ネット依存症対策」との発表があります。

これは、世界的に見ても注目される取り組みと思われます。なぜかというと、国際連盟の専門機関の一つであるWHO(世界保健機関)が作成する疾患の分類であるICDにギャンブルや薬物と同様の依存症として「Gaming disorder(ゲーム依存症、ゲーム障害)」が示されたことです。ゲーム依存が精神疾患として認められたことは、私たちの生活にどんな影響があるのか考えるきっかけになると思います。

香川県の条例には罰則はありません。保護者の価値観によっては制限を設けないこともあると思いますが、なぜ、このような条例を策定しなければならなかったのか、なぜ必要なのかを今一度話し合ういいきっかけとなると思います。

依存症は、その行為や物質に依存せざるを得ない理由がある病気の一つです。たかがゲーム、たかがスマホと済ませず、より身近にあるものとの付き合い方、今一度見直してみてはいかがでしょうか?

 

【担当心理士:K】

2020年01月23日

『怖い』という感情

こんにちは。2019年もあと少し!

さて今回は『怖い』という感情について。

この怖いという感情は、『変化、新しいものに向かう時、注意深く進むため。』という機能があります。

それが予想していなかった変化だとさらに怖いのです。

人が死を怖がるのは、体験したことのないものへの怖さです。

そして結婚も、幸せな気持ちと共に、新しいものに向かう時に生じる怖さも伴うということです。社会心理学者のホームズが、人生のストレスイベントの中に結婚も含まれると言っているのは、これが一つの理由と言えます。

もうすぐ新年。そろそろ新しい年に向けて、新学年、新しい職場、新しい友人関係などを想像する時期ではないでしょうか。

そこに伴う怖いという気持ちは「注意深く進むため」の生物の機能!

そう思うと「怖い」という気持ちもそんなに悪い感情ではない気がしてきませんか?

 

【担当心理士:H】

2019年12月02日

妖怪のせいなのね♪

まずはこんな実際のお話から…。


ニックという6歳の男の子がいました。彼は「遺糞症」といって、トイレではないところで排便したり、それを壁に塗りつけたりという症状を抱えていました。いろんな人が治そうとしましたが、なかなか改善しません。そんな中、あるカウンセラーがこんな提案をしました。「ニックの症状は“スニーキー・プー”の仕業だと考えましょう」。それから、症状は大幅に改善していったそうです。


もちろん“スニーキー・プー”というのは架空の存在です。これは、ニックが問題児なのではなく、症状そのものが問題なのだという発想です。ニックは「問題児」から「“スニーキー・プー”に立ち向かうヒーロー」に。彼の両親は「ニックを変えなくてはいけない」から「“スニーキー・プー”を退治しよう」という考え方に。つまり、本人と家族が一緒に問題に立ち向かっていく、という構図になったわけです。


この考え方を「問題の外在化」といいます。そしてこれと似たものがなんと今子どもに大人気! そう、あの妖怪アニメのテーマソングです。寝坊したり、フラれてしまうのは、妖怪のせい。ある日嫌いなピーマンを食べることができたけれど、それも妖怪のせい。悪いことも良いことも、全て妖怪の仕業だとされています。ちなみに、数年前に大流行し、最近続編も出たようですが、やっぱりいろんなことが妖怪の仕業になっています。


「全部自分だけの責任じゃない」と考えることで、人はだいぶ楽になります。全部周りのせいにするなんて無責任? …いえいえ、そんなことはありません。誰かに責任を求めて傷つけて、自分が背負って潰れてしまって、でも問題は解決しない、なんて方がよっぽど怖いんですから。「お寝坊妖怪はどうやったら退治できる?」「ピーマン大好き妖怪はどうやったらもっと出てきてくれる?」…妖怪のせいにして、楽しく解決に取り組んでみましょう♪

 

【担当心理士:M】

2019年11月09日

幸福感の基盤とは

すっかり秋めいてきましたね。
今月はラグビーワールドカップもあり、良い試合が続きました!驚きと嬉しいことの連続です!また、この時期は子どもたちの運動会もあり、頑張ったこと、嬉しかったこと、悔しかったこと等々、みんなで盛り上がったり、爽快な気持ちになったのではないでしょうか。

このコラムでも度々出てくる感情。いわゆる“気持ち”です。
感情が適切に処理されると良いというのはよく言われていることですが、科学的にも感情が適切に処理されると幸福感が生まれる可能性があると最近分かってきました。
否定的に自分を思うことや心に迷いが少ないと、幸福感の基盤なるようです。
こう書かれると、まあそりゃそうだって感じですね。

嬉しい、楽しい、面白い等のポジティブな感情も幸福感をもたらすものですが、
嫌だな、怖いな、怒る、悲しい、不安・・・等のネガティブな感情に対しても、人に話す、怒りを発散できる場がある、愚痴るなどの場があることは科学的にも証明されている大切な時間だと分かります。

人と接すると、イライラすることも思い通りに行かないことも沢山ありますが、
逆に楽しいこと、面白いことも分かったり、沢山の発見があります。
少しずつ使い分けが上手になると良いなと思います。

 

【担当心理士:T】

2019年10月31日

体調不良の原因は。。。?

夏休みを終えましたが、残暑がまだ厳しい9月、いかがお過ごしでしょうか。これから秋の行楽シーズンですが、台風シーズンでもあります。この時期に「今日は頭が痛いと思ったら、気圧のせいだった」など、天気の変化で体調不良を訴える人はいませんか?このような天気によって引き起こされる体調不良は「気象病」と呼ばれ、決して「気のせい」ではありません。

「雨の日は頭痛が…」「台風が近づくと肩こりが…」等、様々な変化を感じることがあります。中には気分の落ち込み、抑うつ気分の増加等、心的な症状が現れる方もいます。気象病の主な原因は、冒頭にあるように気圧の変化だそうです。しかも変化が急であるほど症状が強くなります。台風のように気圧の変化が著しい場合はなおさらですね。

医学的には気圧が変化すると、人間の体はストレスを感じるため、それに抵抗しようとして自律神経が活性化します。この時、交感神経(興奮)と副交感神経(リラックス)の調整がうまくいかないと、さまざまな体調不良の原因となってしまう様です。

予防には、一定のリズムで起床、食事、就寝など、シンプルに規則正しい生活をすることが一番だそうです。さらに、気圧の変化を見ながら、自分の気象病の症状がいつ出るのかを把握しておけば、気象病に対する心構えや予防がしやすくなります。余談ですが「頭痛ーる」というアプリは、気圧の変化がわかるだけではなく、気圧が大幅に変化するときにメッセージでお知らせしてくれます。自分の体調の変化等も記録できるので、体調管理に活用してみるといいですね。ご参考までに♪

【担当心理士:K】

2019年09月11日

怒り アンガー

夏休みに入りました。そろそろ梅雨があける頃でしょうか。夏休みらしく晴れた青空を見たいものです。

今月は『怒り(アンガー)』について綴りたいと思います。

『怒り』とは、人間にとって自然な感情の一つであり、『怒り』のない人はいないし、なくすことも不可能なものです。

私たちは『怒り』の感情と上手に付き合う必要があります。

『怒り』の付き合い方のポイントは沢山あるのですが、最も大切なものは『怒り』の下にある感情に気づくことです。

『怒り』は第2次感情、その下にある感情は第1次感情と言います。

第1次感情は怒りの元となっている『本当の気持ち』のことです。

例えば、私は今朝子どもが食事中何度も席を立ち食事に全く集中しないことに腹を立て怒りました。

この時の第1次感情とは・・・
「せっかく作ったのに食べてくれなくて悲しい。」
「一緒に席について楽しく食事をしたい。」
などがありました。

怒りを相手に伝える際はこの第1次感情を伝えるようにすることで、相手に自分の本当の気持ちが伝わります。

まずは怒りの元にある自分の第1次感情は何だったかと考えてみることで、怒りの感情と上手く付き合える一歩が開けることでしょう。

【担当心理士:H】

2019年08月08日

雨の中の私

今年は例年より梅雨入りが遅いそうです。梅雨明けはというと、6月中には明ける、いや7月の下旬まで続く、等いろんな意見があるようです。このエッセイが載る頃には明けていればいいのですが…。

さて、心理テストの中にも、「雨」をテーマにしたものがあります。「雨中人物画(うちゅうじんぶつが)」と呼ばれる簡単な描画法(絵を描くことを通した心理テスト)です。このテストでは、1枚の紙に「雨の中の私」を描きます。雨と自分が含まれてさえいれば、他に何を描き加えても描き加えなくてもOKです。さあ、皆さんも、紙と鉛筆を準備して、描いてみてください。

…描き終わりましたか? それでは簡単に解説します。

この心理テストでは、「雨」はストレスを表しています。つまり、ストレス状況に立たされた時の自分のイメージ、ストレスに対する守り方や適応の仕方の特徴が示されるわけです。

例えば…傘でしっかりガードしているなら、ストレスを自分の力で、一般的な方法で上手く守るタイプ。何かの陰で雨宿りしているなら、心強い誰かを上手く頼ったり、要領良くしのぐタイプ。裏を返せば、他人頼みなところがあるのかもしれません。家の中にいるなら、客観的な視点でしっかり状況を分析するタイプ。より雨を完全にしのげる安全策なので、ストレス状況に立ち向かうよりは避ける傾向があるということになります。もし何のガードもなくずぶ濡れになっていたら、今まさに対応策が見つからず、濡れるがままで辛い状況なのではないでしょうか。でも、むしろわざと濡れていて結構気持ち良さそうだったら、何か吹っ切れていたり、冒険心に溢れている人なのかもしれません。

他のテストに比べると、意味を考えるのがわりと簡単です。友人や家族と描き合い、色々考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。

【担当心理士:M】

2019年07月03日

罵ること・伝えたいこと

子どもに限らず、大人でも、つい"暴言"を言っちゃう時、言いたくなる時はありますね。言った理由を聞くと、「なるほど~」と理解できる部分もありますが、言いすぎてしまうと後味が悪くなるときもありますね。

暴言を言うことは、ポジティブな意味ではストレス解消としても使えますが、ネガティブな意味になると反抗的、強くなると暴力的になります。多くの場合、使う時は言い過ぎないよう状況や文脈に気を付けて使うことが多いように思います。

2年前にfacebookやアメリカ全土で行った大規模な調査によると、「くそ野郎」とか口汚い言葉で罵る人や悪態をつく人ほど、実際には正直で誠実な傾向があると分かったようです。

これは、口汚い言葉を正当化する内容ではありません。一つの研究として、口汚い言葉の裏には誠実さがあると証明されたのは、大きいことのように思います。
仮に子ども達や周囲の人が口汚い言葉を使っている場面と遭遇しても、実際はどんなことをして欲しかったのかな、どうしたかったのかなと考えるきっかけになり、その子(人)を知る一つのヒントとなるかもしれませんね。

【担当心理士:T】

2019年06月30日

SNSとの付き合い方

平成最後という文言は、いつしか令和最初のというフレーズへ変化し世間はお祭りムードで一色でした。新しい時代の幕開けに心躍ったのも束の間、最近は高齢者の自動車運転による悲しい事故や身震いするような凶悪な事件がマスメディアを賑わせています。そして、非常に残念なことですが、事件の内容だけでなく他にも注目すべきポイントがあります。

SNSでは毎日のように様々な事柄に対して情報がアップされています。代表的なSNSにTwitterが挙げられますが、Twitterの中には投稿者のモラルのなさ、また、投稿に対するコメントの辛辣さなどが取沙汰されています。中には事件現場そのものを写真撮影して投稿するなど、リテラシーの問題も含んでいます。では、なぜ過激な投稿が止まらないのか。そこには承認欲求というワードが関連しているようです。

承認欲求とは、簡単に言うと「人に認められたい」という欲求です。SNSでは「いいね」の数や閲覧数等が目に見える承認となっています。この承認を得るために、過激な投稿にエスカレートすることも多く見受けられます。また、承認欲求の高い人は、自己肯定感が低いと言われています。SNSを見て他人と自分を比べて落ち込む人や、評価を得ようと辛辣なコメントをすることが多い人は、SNSから距離を取るなどの自己防衛も必要となってきます。

生きやすくなるために使っている情報獲得手段が、実は生きにくくなるツールになっているなんて何とも皮肉なことですね。上手に付き合っていきたいものです。

【担当心理士:K】

2019年05月30日

気持ちをコントロールするには?

新年度です。

桜が咲き、心地よい良い風が気持ちよいですね。

さて今月は体を動かすことがなぜよいかを脳の構造からお話したいと思います。

脳の構造は大きく3つの部分に分かれています。

一つ目は生きていくための必要な「本能」の脳

二つ目はうれしい・楽しい・悲しい・イライラなどの「気持ち」の働きをする脳

三つ目は考える、覚えるなどの「知性」の働きをする脳

嫌な気持ちになった時に「こんな風に思っちゃいけない!」と「知性」の脳で考えても、なかなか気持ちの切り替えが難しいものです。それは「知性」と「気持ち」の脳の場所が違うからなのです。

ではどうしたらよいのか・・・

実は「気持ち」を司る脳の部分は、「体」を司る部分でもあるのです。

つまり気持ちをコントロールするには、「体」から!

深呼吸をする。ストレッチをする。

体が落ち着くことをすると、気持ちにも変化があるかもしれません。

【担当心理士:H】

2019年04月10日

しばらくお休みに入ります

春がやってきましたね。春先は寒暖差が激しいですから、体調崩されぬようお過ごしください。

私事ですが、先月より産休に入っております。4月に出産予定で、日に日に大きくなっていくお腹と赤ちゃんと共に過ごしております。1年ほど育休をいただいて、来年の春頃、復帰出来たらいいなあと思っています。

神の国寮で働いて4年弱、あっという間でした。出会ったばかりの時は小学生だった子が中学生になったり、まだ中学生だった子が高校生になり自立に向けてたくましくなっていったり…と大きく成長していくのを見守ることができました。

日々接している中ではあまり変化を感じにくいものですが、一区切りついた今、じっくり振り返ってみると多くの子が素晴らしい変化を遂げていて、子どもたちのエネルギーの強さに、改めて、感動と尊敬の気持ちが湧き上がってきています。

1年後、またびっくりするような変化が起きているんだろうなあ。大きくなった子どもたちとの再会を楽しみにしています!

【担当心理士:A】

2019年03月08日