夏休みに入りました。そろそろ梅雨があける頃でしょうか。夏休みらしく晴れた青空を見たいものです。
今月は『怒り(アンガー)』について綴りたいと思います。
『怒り』とは、人間にとって自然な感情の一つであり、『怒り』のない人はいないし、なくすことも不可能なものです。
私たちは『怒り』の感情と上手に付き合う必要があります。
『怒り』の付き合い方のポイントは沢山あるのですが、最も大切なものは『怒り』の下にある感情に気づくことです。
『怒り』は第2次感情、その下にある感情は第1次感情と言います。
第1次感情は怒りの元となっている『本当の気持ち』のことです。
例えば、私は今朝子どもが食事中何度も席を立ち食事に全く集中しないことに腹を立て怒りました。
この時の第1次感情とは・・・
「せっかく作ったのに食べてくれなくて悲しい。」
「一緒に席について楽しく食事をしたい。」
などがありました。
怒りを相手に伝える際はこの第1次感情を伝えるようにすることで、相手に自分の本当の気持ちが伝わります。
まずは怒りの元にある自分の第1次感情は何だったかと考えてみることで、怒りの感情と上手く付き合える一歩が開けることでしょう。
【担当心理士:H】